食物繊維の基礎知識と食物繊維のレシピ

食物繊維の摂取量&注意

食物繊維の1日の摂取量は、20g~25gが理想的な量とされています。しかしながら、現代の日本人は、昔と比べて食物繊維の摂取量が少なく、20gの食物繊維を摂取できてないのが現状です。

 

普段の食事の中で、理想量の食物繊維を摂取できればいいのですが、難しい場合は、補助食品などを利用して、不足している食物繊維を補うと良いでしょう。

 

補助食品としては、サプリメントや、溶かして摂取する顆粒タイプ、ジュースなどがあります。自分にあったタイプの補助食品を見つけて、上手に使って下さいね。

 

ただし、補助食品を利用して、食物繊維を補う場合は、摂取量に注意し、食物繊維のとり過ぎに注意して下さい。食物繊維を過度にとり過ぎると、微量栄養素の無機質(鉄、亜鉛、銅)やビタミンの吸収率が低下するおそれや、脂質やたんぱく質が多く排出されて、消化率が低下するおそれがあります。

 

極端に大量の食物繊維を摂取しない限りは心配はありませんが、幼児や成長期の子供や高齢者は注意した方が良いでしょう。なるべく1日の摂取量は守って下さいね。
幼児や、高齢者の場合は、食物繊維に、他の食材をプラスすると、食べやすく、他の栄養素も摂取できるし、補助食品に頼らず食事の中で食物繊維の摂取量も増やすことができます。

 

例えば、ヨーグルトにバナナやプルーンや果物を入れてみたり、納豆に胡麻や青ノリをまぜてみたり、牛乳に抹茶やきな粉を混ぜてみたり、コーンフレークやシリアルに、牛乳と一緒に果物も加えてみたり。
ちょっとしたひと手間を加えるだけで、食物繊維の摂取量を増やせます。ぜひ、普段の食事の中で心がけてみて下さいね。

 


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